「キリスト教」をアクセスポイントとして、世界・歴史・芸術・文化の諸相を深く探究する。

立教大学大学院  キリスト教学研究科

【公開講演会】「キリスト教の『家族主義』を考える––クィア神学の視点から」


立教大学文学部キリスト教学科主催
立教大学大学院キリスト教学研究科共催
公開講演会

「キリスト教の『家族主義』を考える––クィア神学の視点から」

講師:堀江 有里(世界人権問題研究センター研究員)



日時:2017年1月16日(月)18時20分〜20時30分

会場:立教大学池袋キャンパス11号館2階A203教室


講演要旨:
 昨今、同性間パートナーシップをめぐる議論が広がりはじめている。日本では1990 年代に性的マイノリティのコミュニティにおける議論が深まりはじめたが、2015 年、東京都渋谷区をはじめとする行政による「同性パートナーシップ証明」の発行により、マスメデ ィア等でも取り上げられ、より広く知られることとなった。このような可視化が進むなか、他方では、異性間の結合のみを「正しい家族」として強調し、同性愛嫌悪や異性愛主義の言説も可視化している。その場合、宗教的な言説が援用されることが少なくはない。
 本講演では、キリスト教における言説をとらえ、このような「正しい家族」––規範的家族––のあり方を強調する動きへの批判的な考察を行う。社会や教会における規範を問いなおしてきた「解放の神学」や「クィア神学」の知見をツールとして用いることによって、同性愛嫌悪や異性愛主義を強化する宗教的言説が、ただ、「特殊な」人びとの「特殊な」営為ではないことを明らかにしたい。


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    【公開講演会】「キリスト教の『家族主義』を考える––クィア神学の視点から」